モールテックス（MORTEX）とオルトレマテリア（OLTREMATERIA）のテーブルは、どちらも左官材を木材に塗布して製品化しています。
モールテックスはベルギーのBEAL社の、オルトレマテリアはイタリアのECOMAT社の製品です。
どちらもコンクリートのような無機質さが特徴です。

・モールテックスの特徴
色味に透明感が有り、鏝並み（こてなみ）の表情がよく出ます。
濡れたまま放置するとシミになりやすいので、すぐに拭き取りが必要です。
汚れを落として撥水性を維持するため、専用のBEALワックスで月一度のお手入れが必須とされています。
カラーは65色（BEAL社の定番64色+MOKUHARUオリジナルのブラウン）からお選びいただけます。

耐熱温度：100℃

・オルトレマテリアの特徴
モールテックスに比べると色味がマットで、鏝並み（こてなみ）の表情がよく出つつもシャープな仕上がりになります。
汚れに対してはモールテックスより強く、ほぼお手入れが要りません。
カラーはECOMAT社の30色からお選びいただけます。

耐熱温度：140℃

HACCP(ハサップ)に対応しておりますのでキッチン、洗面台、テーブルなどのお使いがお勧めです。

※HACCP(ハサップ)は国際的な食品衛生の管理基準です。日本でも食品衛生法が改正され、2021年6月から食品事業者は、このHACCPの考え方に則った衛生管理が求められています。ヨーロッパではHACCPに基づき、食品周りで使用される様々な素材に要求される性能が試験規格化されています。試験規格では防汚性や洗浄性、防カビ性などの基準が定められており、この試験をクリアしたオルトレマテリアは、安心して食品周りで使用いただける素材と言えます。

2～3mm程度の塗布でコンクリートの1.5倍の表面強度がありますが、重たくて尖ったものを落とすと欠けることがあります。